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マッチするのはこれ! 研修の「実施方法」と「内容」の相性は? その1-オンライン研修編
研修の実施方法は、大きく分けて3つあります。
「リアル研修」「オンライン研修」「オンライン動画」です。
そして、各実施方法ごとにメリットとデメリットがあります。
あなたが講師や主催者で、提供したい研修内容が決まっているなら、相性がよい実施方法はどれでしょうか?
逆に、既に実施方法が決まっているなら、相性が良い研修内容はどれでしょうか?
そこで、今回は「マッチするのはこれ! 研修の「実施方法」と「内容」の相性は? その1-オンライン研修編」をご紹介します。
相性の良い実施方法と内容をマッチさせることで、質の良い研修を提供することができると思います。
■ 動画版
オンライン研修は、開催・受講が気軽に行える研修です。
その様な、オンライン研修の特徴にマッチする研修内容をお伝えします。
●日時:あらかじめ決められている
●場所:オンライン経由で、どこでも受講ができる
●集合:講師と受講者がオンライン経由で集まる
●臨場感、非日常感、一体感:感じにくい
●不安・緊張:やや低く気軽に受講できる
●研修の質:ややバラつきがある
●記録や録画:簡単にできる
講師と受講者が別の場所にいながらも、スピーディーに気軽に集まることができます。
例えば、講師が海外で、受講者が日本にいるケース。
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もしくは、講師と受講者のどちらかが事情によって外出できないケースなどです。
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また、チャットのやり取りを残すこと、研修自体を録画して復習などに使うこともできます。
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これらは、まさにオンライン研修のメリットです。
●情報伝達に使う感覚機能は視覚と聴覚のみになる
●リアルタイムである
●双方向だが、リアルより一方通行になりがちである
●相手の様子・本意・気持ち、場の空気が把握しにくい
●チャット、投票、リアクションなどの特有な機能がある
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リアル研修と比較すると、どうしてもコミュニケーションに関わる部分は劣ってしまいます。
いかに、それらをカバーして、オンライン特有の機能を使いこなせるか?が重要なポイントです。
●進行:講師の進行にあわせて受講する
●講師のエネルギーや言動:受講者に伝わりにくい
●講師による受講者の反応や理解度の把握:しにくい
●講師の柔軟・臨機応変な対応・進行:しにくい
●講師と受講者の関係性:つくりにくい
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これらの点は、現在のオンライン技術では、デメリットとなってしまう部分です。
この点をカバーするためにも、オンライン研修にあった内容を主に行いましょう。
情報・知識を講師からの一方向で伝達するもの
例.
法改正・税制改正、経済状況、人口動態統計などのを伝える
ビジネスの成功事例を伝える
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チャット、投票、リアクション、データー送信などのオンライン機能を活用したもの
例.
現在、受講している場所・都道府県をチャットに入力してもらい共有する
受講者の職業や性別などの属性、課題などを投票機能に投票してもらい入力してもらい共有する
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画像、映像、音楽などのデジタルデータの共有機能を活用したもの
受講者にとって、あまり自分を晒さずに、気軽にコミュニケーションができる工夫が重要と言えるでしょう。
講師が、最新の情報・知識、随時変化していく情勢などを伝えるもの
例.
現在、海外などの遠方で起きている深刻な社会情勢などの現状を伝えるもの
新型コロナウイルス対策の持続化給付金の手続きの仕方について伝えるもの
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まさに、最新型こそが、オンライン研修の最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。
講師が、研修のテーマや内容の普及のために、その概要、必要性、魅力、メリット、事例などを伝えるもの
例.
家で簡単にできるアロマの入門的な内容を伝えるもの
自分にあう色でコーディネートするためのカラー診断の入門的な内容を伝えるもの
専業主婦が始めた副業の成功事例などを伝えるもの
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受講者にとって、ちょっと関心があるものを知る最初の機会として適しています。
講師の見本を見ながら、もしくは、指導を受けながら、受講者が同時に真似・練習をするもの
例.
ヨガやストレッチなどの姿勢・動きを練習するもの
声の発声練習をするもの
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他の受講者に見られると恥ずかしいと思うことを個々に行えることもオンラインのメリットです。
受講者に、課題やシートなどの作業を個々に行ってもらうもの
例.
詩を作る
コラージュをつくる
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自分のペースで一人で作業を行えることも適しています。
チャット機能、投票機能などのオンライン機能を使い受講者の情報、アイディア、考えなどを共有するもの
例.
キャッチコピーを作成して共有する
ビジネスアイディアを考えて共有する
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複数の受講者から多くのアイディアや考えを瞬時に集め、それらを各自が見ることができる。
これもオンラインのメリットです。
メインの研修後に、進捗の確認や、実際に行った事例などを報告するもの
例.
学んだ営業スキルを活用した事例を報告する
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気軽にスピーディーに集まれることを活かした内容です。
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川辺 晶弘
▼所属:株式会社チーム医療ラーニングS / 株式会社チーム医療ラーニング
▼資格:公認心理師 / 産業カウンセラー / ICC認定国際コーチ / ICNLP認定NLPトレーナー
▼略歴:1996年より、IT関連会社にて、法人業務支援ソフトウエアの導入・指導・営業業務など、社内において新入社員や部下の教育・指導・相談業務などを行う。2007年より、教育研修会社にて、働く人のメンタルヘルス支援業務、心理療法・コミュニケーション分野の研修の企画・開催、教材の制作業務などを行う。その間、国内外の一流心理療法家の技能と研修ノウハウを学び、現在に至る。